用語集

地上デジタル放送関連

デジタルハイビジョン ハイビジョンとは高精細テレビ(High Definition television)とも呼ばれます。放送のデジタル化によってデジタルハイビジョンになり画質の精細さを示す走査線の数が、以前のアナログテレビの2倍以上となり、画面の縦横の比も、以前の地上アナログ放送の4:3の画面に比べ、人間の視野に近い16:9の横長画面になっています。
フルセグ放送/ワンセグ放送 地上デジタル放送は、1チャンネル分の周波数帯域(6MHz)を「セグメント」と呼ぶ13個のブロックに分けた構造になっています。このうち中央の1つのセグメントを用いる携帯電話など携帯端末向けに使う放送を「ワンセグ放送」、残りの12セグメントでハイビジョン番組を流す放送を「フルセグ放送」と呼びます。
フルハイビジョン 地上デジタル放送の映像信号には、以前のアナログテレビと同じ走査線525本の方式(SDTV)と、720本、1080本の方式(HDTV)があります。このうち、最も解像度の高い1080本の方式をフルハイビジョン(フルHD)と呼んでいます。フルハイビジョンという言葉には定義はありませんが液晶テレビではフルスペックのHDTV信号を間引くことなく表示できる「1920×1080」画素のパネルを指します。
EPG EPGとは「Electronic Program  Guide」の略で電子番組表のことです。最新のテレビ番組情報を新聞のテレビ欄のように画面に表示し、リモコン1つで番組案内を確認、視聴予約が可能です。 
OFDM OFDMとは「Orthogonal  Frequency  Division  Multiplexing」の略で、直交周波数分割多重変調方式のことです。地上デジタル放送ではこの方式を用いています。
SFN Single  Frequency  Networkの略。同一の物理チャンネル(番組表のチャンネルではない)で放送ネットワークを構成する方法。
MFN Multi  Frequency  Networkの略。異なる物理チャンネル(番組表のチャンネルではない)で放送ネットワークを構成する方法。
遅延プロファイル SFN関係にある放送波の評価に用いる測定項目。希望する放送波(希望波)とそれ以外の遅延波(放送波または反射波)のレベル差と時間差を表わしたもの。

一般

UHF Ultra  High  Frequencyの略で、300~3000MHzの極超短波のことをいいます。地上デジタルテレビ放送や業務用、アマチュア無線などに使用され、地上デジタル放送では470~710MHzが使用されています。
SHF Super  High  Frequencyの略で、3000~30000MHzのセンチ波(波長)のことをいいます。衛星放送用として11.7~12.04GHz(ギガヘルツ)が割り当てられています。
BS ブロードキャスティングサテライト(Broadcasting  Satellite)の略称で衛星放送のことをいいます。
CS コミュニケーションズサテライト(Communications  Satellite)の略称で衛星通信のことをいいます。
FTTH Fiber  To  The  Homeの略で、CATV局舎から各家庭まで光ファイバーで配線すること、またはその施設を示します。
HFC 光-同軸ハイブリッド構成による伝送システムをいう。同軸多段伝送システムの施設を光ノードで小分けしたHFCシステムへの改修施設もある。
V-ONU Video  Optical  Network  Unitの略で、光加入者端末装置のことをいいます。
共同受信 ある伝送路(同軸ケーブル等)を通じて2つ以上の受信端末を設け、共通の情報や番組を見ることができるようにすることで、一般にはホーム共同受信(共聴)などとも呼ばれものからCATVまで規模によりさまざまなシステムがあります。
水平偏波・垂直偏波 地上デジタル放送電波など、電界面が大地と平行のものを水平偏波、大地と垂直のものを垂直偏波といい、水平偏波に設定したアンテナではエレメントも水平に、垂直の場合はエレメントも垂直になります。
右旋円偏波・左旋円偏波 衛星放送電波など電界面が時間的に回転している動きを示す偏波のものを円偏波といい、この円偏波の動きが衛星から見て右回転のものを右旋円偏波、左回転のものを左旋円偏波といいます。
ダミー抵抗 分配器や分岐器などで使用しない端子がある場合、その空き端子で反射波を生じることを防ぐための負荷と同じインピーダンスの終端抵抗のことをいいます。
フィルター ある限られた帯域の電波のみを通過させたり、減衰させたりするもので通過あるいは減衰させる帯域の種類によって、ハイパスフィルター(HPF)、ローパスフィルター(LPF)、バンドパスフィルター(BPF)などがあります。

一般

デジベル 入力電力P1と出力電力P2との比の常用対数をB(ベル)といい、その1/10をdB(デシベル)といいます。アンテナや受信用機器の数値特性をあらわす単位です。
インピーダンス 電波を伝送する同軸ケーブルなどの線路における高周波信号に対する抵抗値です。単位はΩ(オーム)で表されます。TV受信に使われる同軸ケーブルのインピーダンスは75Ωです。また送信に使われる同軸ケーブルのインピーダンスは50Ωです。
VSWR(電圧定在波比) 進行波と反射波によって生じる定在波の最大値と最小値の比をいいます。値が大きいと伝送効率が悪いということになります。
アンテナ利得 受信アンテナの指定方向の受信電力と同一条件のもとに設置した、半波長ダイポールの受信電力との比を有能利得(Available  Gain)といい、この値から入力インピーダンスと給電線の特性インピーダンスの不整合による損失を減じたものを動作利得(Actual  Gain)といいます。一般に素子数の多いほど利得も多く、同じ素子数では帯域の広くなるほど利得が少なくなります。
前後比 アンテナの最大感度方向と、その反対方向180度±60度の範囲内にある最大感度との比のことで、単位はdB(デシベル)です。この値が大きいほど後方からの不要な電波を受けにくくなります。
半値幅 アンテナの主軸方向の利得より電力で3dB低下する方位の挟む角度のことで、単位は(°)です。この値が小さいほど指向性(希望波を受信する能力)のするどいアンテナといえます。一般に素子数が多いほど半値幅は小さくなります。
分配器 信号を等分に分配する機器を「分配器」といいます。  図示(分配損失 端子間結合損失)
分岐器 信号の一部を分岐する機器を「分岐器」といいます。  図示(結合損失 逆結合損失 端子間kr都合損失 挿入損失)
定格出力 増幅器において伝送チャンネル数、利得安定度を考慮して規定した「相互変調」「混変調」等の性能を十分満足させる出力をいいます。
位相雑音 BSコンバーターなどの局部発振周波数の、周波数のゆらぎが信号の位相特性に与える影響の程度を示したもので単位は(dB/Hz)。
雑音指数(NF) 信号対雑音比の劣化の程度をいい、単位はdB(デシベル)で表します。この値が小さいほど信号の品質劣化が少ない機器となります。
相互変調(IM) 増幅器などを使用する際に定格出力レベルを超えた場合、入力した2つ以上の信号周波数関係で生じる2次および3次歪です。以前のアナログ放送の場合、これがビート妨害となって画面に細かい縞模様が生じましたが、デジタル放送の場合、ブロックノイズ発生(部分的に画像が乱れる)またはブラックアウト(破綻)となります。
混変調(XM) 増幅器などを使用する際に定格出力レベルを超えた場合、信号レベルの高いチャンネルの映像信号が信号レベルの低いチャンネルの映像信号に乗り移ることをいいます。以前のアナログ放送の場合、画面に太線(水平同期信号による縦線、垂直同期信号による横線)が生じましたが、デジタル放送の場合は発生しません。
BER BERとは、「Bit  Error  Rate」の略で、デジタル信号の品質を最終的に評価するのに用いられます。伝送された全ビット数に対する誤りビット数割合を表したものです。地上デジタル放送では受信機入力で、この値が2×10-4以下の場合、障害のない画質となります。
MER Modulation  Error  Ratioの略。変調誤差比のこと。復調されたデジタル信号の源信号からの劣化状態を表し、線形領域内では図のようにC/Nと相関がある。
挿入損失 分岐器、フィルター、混合器などの入力端子と出力端子間のレベル差(入力端子レベル-出力端子レベル)をいう。 
結合損失 分岐器の入力端子と分岐出力端子間のレベル差(入力端子レベル-分岐出力端子レベル)をいう。
逆結合損失 分岐器の分岐出力端子と出力端子間のレベル差(分岐出力端子から入力された信号レベル-出力端子に表れる信号レベル)をいう。
指向性 アンテナの方位に対する受信性能を示すもの。水平面指向性と垂直面指向性があり、通常は水平面指向性をいう。
受風面積 強風による風圧力を計算する時に使用する機器の面積をいう。受風面積は機器の投影面積を計算したもので一般的にパラボラアンテナ>平面アンテナ>八木式アンテナの順となる。
耐風速 機器が強風による風圧力に耐える限界の風速(m/s)をいう。
耐雷性 雷や誘導雷によって生じる高電圧に耐える限界の電圧値で(kV/波形)で表される。
チルト 増幅器の下限周波数と上限周波数との運用レベル差で伝送信号全体の傾きの程度を表したもの。
電界強度 電波の強さを表し、単位は(dBμV/m)。地上デジタル放送の受信エリアは60(dBμV/m)以上と規定されている。
ハイトパターン 受信アンテナ高の変化で生じる受信レベルの変化を示すもので、高さの変化に応じて周期的に受信レベルの増減を繰り返す。
ミリ波 波長がミリ(mm)単位の電波あるいは信号をいう。ミリ波伝送システムの60GHzの周波数では波長は5mm。BS衛星放送の12GHzの周波数に比べても波長は1/5程度で直線性は鋭く、降雨による減衰も大きい。
溶融亜鉛メッキ 鋼材の表面に溶けた亜鉛を付着させるメッキ方法。付着量に応じてHDZ50、HDZ45などの規格がある。鋼材の表面に亜鉛の合金層を形成することで、亜鉛の犠牲的浸食作用により、鋼材の腐食を抑制する効果がある。

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